2010年はこんな本が売れました。(後編)
こんにちわ。diesukです。2010年も残すところあと10数時間。
前回に続き今年、丸の内ではどんなビジネス書が売れたかを
振り返ってみたいと思います。今回は後編ということで
7月~12月を振り返っていきたいと思います。
2010年後半にヒットしたものといって最初に思い起こすものは
『ストーリーとしての競争戦略』
をはじめとする戦略モノです。
『プラットフォーム戦略』
や、『異業種競争戦略』
といったものが
ロングセラーとなりました。特に『ストーリーとしての競争戦略』
は、
単価が2800円もするにもかかわらず、累計売上1000冊を突破!
日経新聞に取り上げられたことで勢いは加速し、毎日10冊以上の
売上をあげています。
「ストーリー」というのは、2011年のキーワードのひとつに
なるのではないでしょうか?また『プラットフォーム戦略』
も
ロングセラーで現在も大きく展開しています。
あと2011年後半のヒットのキーワードに講義モノがあります。
ハーバード勢では、『これからの「正義」の話をしよう』
を
筆頭に経済では『ハーバードの「世界を動かす授業」』
が、
またビジネスでは『ビジネスで一番、大切なこと』
がヒットし、
スタンフォード大学の『20歳のときに知っておきたかったこと』
、
コロンビア大学の『選択の科学』
など、名門大学の人気講義を
書籍化したものが次々と発刊されてました。
この傾向は2011年も続くと思われます。MIT(マサチューセッツ工科大学)や
イギリスのケンブリッジやオックスフォードのものはまだ出ていないので、
(『世界経済を破綻させる23の嘘』
はケンブリッジの教授の本ですが…)
このあたりの人気講義が来年には出版されるのではないでしょうか?
また、ハーバードブームは講義だけに収まらず『ハーバード流交渉術 』
や
『ハーバードからの贈り物』
といったハーバードと名がつくものはなんでも
売れる状態になっていたような気がします。
後半の主な雑感はそんなところです。それでは、月毎に見ていきましょう。
前回に続き今年、丸の内ではどんなビジネス書が売れたかを
振り返ってみたいと思います。今回は後編ということで
7月~12月を振り返っていきたいと思います。
2010年後半にヒットしたものといって最初に思い起こすものは
『ストーリーとしての競争戦略』
『プラットフォーム戦略』
ロングセラーとなりました。特に『ストーリーとしての競争戦略』
単価が2800円もするにもかかわらず、累計売上1000冊を突破!
日経新聞に取り上げられたことで勢いは加速し、毎日10冊以上の
売上をあげています。
「ストーリー」というのは、2011年のキーワードのひとつに
なるのではないでしょうか?また『プラットフォーム戦略』
ロングセラーで現在も大きく展開しています。
あと2011年後半のヒットのキーワードに講義モノがあります。
ハーバード勢では、『これからの「正義」の話をしよう』
筆頭に経済では『ハーバードの「世界を動かす授業」』
またビジネスでは『ビジネスで一番、大切なこと』
スタンフォード大学の『20歳のときに知っておきたかったこと』
コロンビア大学の『選択の科学』
書籍化したものが次々と発刊されてました。
この傾向は2011年も続くと思われます。MIT(マサチューセッツ工科大学)や
イギリスのケンブリッジやオックスフォードのものはまだ出ていないので、
(『世界経済を破綻させる23の嘘』
このあたりの人気講義が来年には出版されるのではないでしょうか?
また、ハーバードブームは講義だけに収まらず『ハーバード流交渉術 』
『ハーバードからの贈り物』
売れる状態になっていたような気がします。
後半の主な雑感はそんなところです。それでは、月毎に見ていきましょう。
7月:前月に発売の『モチベーション3.0』
がよく売れました。大前研一×
ダニエル・ピンクは『ハイ・コンセプト』
と同じコンビ。この組み合わせは
鉄板ですね。この月の前後には本格的な翻訳ビジネス書が立て続けに
発売になりました。『ビジョナリー・カンパニー3』
や『トレードオフ』
、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』
など。どれもいまでも大きく
展開しているものばかり。
8月:『人生「裏ワザ」手帖』
がほぼ1位を独占。
9月:私のイチオシだった『ビジネスで一番、大切なこと』
がランキング上位に。
たまたま同日に発売となった『ハーバードの「世界を動かす授業」』
も大ヒット。
『モレスキン 「伝説のノート」活用術』
が短期間ですさまじい売上を記録。
私もこの本を読んでモレスキンを買ってしまいました。
10月:『残念な人の仕事の習慣』
が大ヒット。『残念な人の思考法』
が
爆発的な売上を見せている中で、早くも第2弾が発売ということで、
少し不安もありましたが、前作を上回る面白さと著者の山崎さんの
TV出演なども重なり、こちらも大ヒットに。また『残酷な世界で生き延びる
たったひとつの方法』
も短期間で爆発的に売れました。
11月:いまでもよく売れている『この国を出よ』
、『起業のファイナンス』
、
『コトラーのマーケティング3.0』
など、ロングセラーのものが多数でてます。
わたしのイチオシ『遊ばない社員はいらない』
も発売。こちらも堅調なヒット。
現在も上位の『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』
や、
『働く君に贈る25の言葉』
や『イシューからはじめよ』
、『ハーバードの人生を
変える授業』
、など、がこの月に発売されています。
12月:『もしドラ』
が再び1位を独占。『人生がときめく片づけの魔法』
に期待。
といったところでしょうか。経済ものがここにでてきてないのは
私が苦手だから見逃しているだけです。経済書でも辛坊さんの
『日本経済の真実』
は累計売上1000冊を超えていますし、
『リーマン・ショック・コンフィデンシャル上・下』
や『日本の三大銀行』
などは
500冊近い売上をあげています。ただ経済書は、昨年と比べると
全体的に売上が減少している傾向があります。
『大いなる不安定』
や『超ヤバい経済学』
など、もっと売れてもいいのに!と
思うものが、展開の割にあまり売れていないのですよね。景気の影響も
あるかとは思いますが、2011年はここをどう巻き返していくか?という
ところにも注力しなければと思う次第です。ちなみに2011年の経済書で
最も注目なのはフィナンシャル・タイムズのビジネスブックオブザイヤー2010を
獲得したラグラム・ラジャン『フォ-ルト・ラインズ』。1月の発売なので乞うご期待!
ダニエル・ピンクは『ハイ・コンセプト』
鉄板ですね。この月の前後には本格的な翻訳ビジネス書が立て続けに
発売になりました。『ビジョナリー・カンパニー3』
展開しているものばかり。
8月:『人生「裏ワザ」手帖』
9月:私のイチオシだった『ビジネスで一番、大切なこと』
たまたま同日に発売となった『ハーバードの「世界を動かす授業」』
『モレスキン 「伝説のノート」活用術』
私もこの本を読んでモレスキンを買ってしまいました。
10月:『残念な人の仕事の習慣』
爆発的な売上を見せている中で、早くも第2弾が発売ということで、
少し不安もありましたが、前作を上回る面白さと著者の山崎さんの
TV出演なども重なり、こちらも大ヒットに。また『残酷な世界で生き延びる
たったひとつの方法』
11月:いまでもよく売れている『この国を出よ』
『コトラーのマーケティング3.0』
わたしのイチオシ『遊ばない社員はいらない』
現在も上位の『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』
『働く君に贈る25の言葉』
変える授業』
12月:『もしドラ』
といったところでしょうか。経済ものがここにでてきてないのは
私が苦手だから見逃しているだけです。経済書でも辛坊さんの
『日本経済の真実』
『リーマン・ショック・コンフィデンシャル上・下』
500冊近い売上をあげています。ただ経済書は、昨年と比べると
全体的に売上が減少している傾向があります。
『大いなる不安定』
思うものが、展開の割にあまり売れていないのですよね。景気の影響も
あるかとは思いますが、2011年はここをどう巻き返していくか?という
ところにも注力しなければと思う次第です。ちなみに2011年の経済書で
最も注目なのはフィナンシャル・タイムズのビジネスブックオブザイヤー2010を
獲得したラグラム・ラジャン『フォ-ルト・ラインズ』。1月の発売なので乞うご期待!
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